TETSUYA KUSU Photography

Issued by one Japanese photographer from the world's end.

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エリトリアへ、再び。

_MG_0958.jpg

ただいまイエメン、サナアでトランジット中。
これからエリトリアの首都、アスマラへと向かう。
久々のアフリカだ。

アスマラで建国20周年記念式典を撮影し、その後前回も行った港湾都市マッサワへ。
紅海に面したこの地は、独立戦争でも重要な役割りを果たした。
いまはのどかな港町、UNESCOの世界自然遺産に登録準備中の海へと潜る。

標高2000mを越えるアスマラはいつ行っても真っ青な空が広がっていて、息をするのが気持ちいい。
そこから西へ向かうと標高は下がり、サバンナが延々と続く。
今回の旅のハイライトでもある、西部スーダン国境方面だ。

初めて行ったのは二年前、その頃の自分と比べると撮影の技術も写真に対する思考もずいぶんと変わった。
しかし、やはり自分が撮る写真には違いない。
どんな出会いがあるのか。どんな絵が撮れるのか。

期待に答える、というプレッシャーすら楽しみながら行ってこようと思う。

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  1. 2011/05/22(日) 01:20:24|
  2. Eritorea
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写真展『THE LATEST LAND IN AFRICA』を終えて

_MG_2531s.jpg

写真展という行為は自分にとって一体何なんだろうか?

年内のロケも終わり、来年、すなわち2010年の抱負を立てようとしていたころ、
展示スペースを持つLAMACOFFEEの岡崎氏に、思い立った写真展の話を何気なく切り出した。
「暖かくなったらやりましょう。」漠然と、でも確かな約束をしてくれたことを覚えている。

とは言ってはみたものの、実は以前から「私的な個展」に関しては少々懐疑的な部分があった。
大仰な言い方をすれば、一人の作家が世間に写真を提示する社会的意義が僕の中で見いだせないままでいた。
スポンサー主催の個展を一回行っただけに過ぎない僕には、自分の中でまだ明確なものさしが出来ていないのが現状だった。

スポンサーがいる場合、その利益にさえなれば最低限の社会的意義は達成できた気分になる。
今回はその対象がいない、極めて個人的なもの。自分勝手にはできるが、それが作家の独りよがりにならないだろうか?
私の写真を見てください!感じてください!というだけの提示であれば、単なる自慰行為かもしれない。

それではなぜ「私的な個展」を思い立ったのか。それはただただ、フォトグラファーとしての刷り込み以外にないだろう。
単純にそのうちやらねばならない、やることで成長できる、そして今がそれをするチャンスだ、と思ったからだ。
そろそろやってもいい、という多少の自信もあった。人並みの自己顕示欲は僕にだってある。

その写真の持つ意味や力強さ、展示そのもののテーマによっては人々に感銘を与え、心を豊かにして
帰ってもらえる。それは、決して多くはない僕の写真展の鑑賞経験からでも十分に窺い知ることができた。
例えばビジネスとしてのギャラリーディスプレイでもそれは同じで、目的がシビアな分、如実に数字に現れるはずだ。

できることは現時点の僕に与えられた状態を駆使して、知恵を絞ること。
展示できる何点かのパネルがすでに存在していたことが一番大きな理由だったのだが、
店内の雰囲気とのマッチングを考えた上で、エリトリアの写真を新たに焼き直して組むことにした。

初めて一から自分自身だけで組み立てるイベントは、手探り以外のなにものでもなかった。
与えられたハコのなかに描くのは作家であり、そこでは写真を撮る行為とはまた別の感性が試される。
ディスプレイは前日までもちこされた挙句、最後はノリで出来上がっていった。今回に限って言えばそれが吉と出たとは思う。

開催期間は定休日を除いて11日間。当初は土日祝だけの在廊にして、それ以外は家で仕事をしながら
連絡があれば赴こうと考えていた。それは写真展に於いては常識的な事だと思っていたし、日本にいるからといって、
毎日在廊していては暇なカメラマンと思われるかもしれないという、小さな見栄もあったからだ。

しかしそれは平日にもかかわらず初日にお越しいただいた数名と話をしているうちに、大きな間違いだと言うことに気づいた。
ここに存在して一言でもゲストと言葉を交わすことが、双方にとってどれだけ有意義であるかを感じた僕は、
以後全日程にわたりカフェのオープンからクローズまで在廊し、延べ200人以上の方々と接する事となる。

カフェの常連さん、近所にお住まいの皆さん、取材をうけた朝日新聞を片手におこし頂いた神奈川県在住の方々、
僕が働いていたダイビングショップ、ビッグブルーのお客さんや元同僚たち。本当にたくさんの人々が来てくれた。
期間中には駐日エリトリア国大使もご来場いただいて、相当に皆の興味を惹いていた。

そしていつの間にか出来上がっていた人々のハーモニー。写真展にお集まりいただいている以上、写真の事は
どうでもいいとは言えないが、僕の始めたことがきっかけとなって僕も含めた多くの人々が再会したり、
また新たなつながりが出来たりすることは、写真を見てもらうのと同じぐらい価値のあることだった。

商業的にも一応の成功を収めたとはいえ、僕がおこなったことは、業界的にみるとまだまだ写真を提示する真似事に
過ぎなかったかもしれない。でもあのローカルな湘南の、6畳の小さな空間と一階のカフェがこれほどまでに濃厚な
場所となろうとは想像も出来なかったし、少なくとも今回の「私的な個展」は僕の独りよがりだけでは無かったように思う。

ご来場いただいた皆さんに感謝しつつ、また再びこのような機会を設けることが出来れば幸いである。

※先々週に写真展『THE LATEST LAND IN AFRICA』を無事終了いたしました。
 先週のマリンダイビングフェアの準備と重なりtwitterでのみのご挨拶に終わっていましたが、
 ここであらためて感謝の意を表したいと思います。
 おこしいただいた皆さん、ご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

  1. 2010/04/09(金) 01:27:43|
  2. Eritorea
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写真展『THE LATEST LAND IN AFRICA』2010/3/12-23

名称未設定 1

三週間近くタイにて撮影、先日帰国しました。いや~、さすがに疲れた…
3月は家の近くのカフェで写真展を行います。
http://tetsuya-kusu.com/exhibition.html←上記ご案内と同様のHPですが、一応。

去年ランドマークホールで行った展示の写真をふくめ、エリトリアの写真を新解釈で再プリント。
場所は一歩入れば異空間、カフェの多い辻堂、茅ヶ崎界隈でも人気のある展示スペース併設のLAMA COFFEEです。
マスター岡崎氏がユルーい感じで迎えてくれます。

_MG_0338のコピー<店内一階イメージ>
展示スペースはカフェ二階、もちろん展示のみのご来場も大歓迎ですが、店内の雰囲気も楽しめるので
コーヒーでも飲みながらゆっくりしていってください。時間に余裕をもって来ていただけると幸いです。
LAMA COFFEEのHPは http://lamacoffee.blog32.fc2.com/

土日祝は在廊予定、開催期間は日本にいる予定ですので平日でもあらかじめ僕の方にご連絡いただくか、
岡崎氏に所在を訪ねていただいて近辺にいればすぐに駆けつけることができると思います。

皆様お誘い合わせの上、是非ご来場くださいませ。

※駐車場は一台分あります。
  1. 2010/02/25(木) 13:04:41|
  2. Eritorea
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5/22.24 初の個展、エリトリアをテーマにした写真展を横浜ランドマークホールにて開催いたします。

DPP_65.jpg

アフリカやアフリカ映画の魅力を知ってもらうためアフリカの映画祭の企画/運営を行っている「シネマアフリカ」の
ご協力をいただき、1月に訪れたアフリカの国、エリトリアの都市や自然をテーマに写真展を開催いたします。


『シネマの都-知られざる芸術都市アスマラ-』

1993年に独立したアフリカで一番若い国、エリトリア。
独立後、政府機関を通して入国した唯一の日本人写真家として駐日エリトリア大使、エスティフノス・アフェオキ氏と
シネマアフリカ主催者である吉田研究員とともに渡航。
エリトリアの魅力を伝えるべく未だ世界に未発表の遺跡や壁画、水中を含む自然の風景や人々を撮影した。
今回はなかでも「第二のローマ」とも称され、旧イタリア領時代に建てられた文化遺産クラスの建築群が残る
首都アスマラの古い映画館や街の風景を中心に自然や文化、人々の写真、約50点を展示。

【日時】 5月22日(金)、24日(日) 両日10:00-21:00 ※23日(土)はお休みなのでご注意下さい
【場所】 横浜市西区みなとみらい2-2-1 ランドマークプラザ5F「ランドマークホール」
【アクセス】 桜木町駅(JR・市営地下鉄)から徒歩5分
       みなとみらい駅(みなとみらい線)から徒歩3分
【主催】 シネマアフリカ実行委員会 http://www.cinemaafrica.com/
【共催】 駐日エリトリア国大使館   http://www.embassy-avenue.jp/eritrea/index-j.html

アフリカ映画デーIN横浜と同時開催です。映画鑑賞者は写真展入場無料。
写真展のみの方は下記リンクからご招待券をプリントアウト、必要事項を記入して
会場にお持ちいただけると入場無料となります。

【無料ご招待券ダウンロード先はこちら】
http://www.tetsuya-kusu.com/eritorea/photo.pdf


その他お問い合わせはシネマアフリカ実行委員会、または私まで直接ご連絡ください。
・シネマアフリカ実行委員会メール連絡先 info※cinemaafrica.com
・クステツヤメール連絡先 photo※tetsuya-kusu.com
※マークを@(半角)に直してご利用ください。

クステツヤ初の個展です。
会場には二日間ともおりますので是非足をお運びください。
それでは横浜でお会いできることを楽しみにしております。


  1. 2009/05/05(火) 08:04:41|
  2. Eritorea
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九州へ

_MG_0990.jpg

時が経つのは早いものだ。

1月の後半から2月前半まではアフリカにいた。
アフリカ一新しい国であるエリトリア、そしてエジプト。
その後、一度日本に帰ってきて間髪いれずにタイ。
タイから日本に帰ってきて10日以上になる。

めまぐるしく旅をしていると、だんだん夢見心地になってくることがある。
あの濃密な時間は本当に僕が経験したものなのだろうか?
机に山積みになった写真だけがその事実を証明してくれる。

アフリカはどこに行っても新鮮で、撮り応えがある。
まだ多くの国を見たわけではないが、あの壮大な景色には太古の地球を感じずにはいられないし、
人々の生活と野生との距離感は、人間も動物なんだという当たり前のことを再認識させられる。

イタリアの植民地であったエリトリアの首都、アスマラには古いアールデコ調の貴重な建築が沢山残る。
ケバケバした広告が一切無い整然としたその街並みで、つい最近まで銃を持って戦っていた男女が
古いジャケットを上手に着こなして、エスプレッソを啜る。
2ブロック先では年季の入った頑固親父たちが、これまた同じぐらい年季の入った蒸気機関車をコツコツと修理していた。

カイロでは思わぬ出会いがあった。
以前、長い旅をしていたときに出会った人と、偶然出くわした。
彼女と僕の時間は、まったく違う場所で、まったく正確に流れ、そして再び交錯した。
あれから10年。こんな楽しみがあるのなら、歳を重ねるというのもまんざらではない。
彼女は今、また長い旅の中にいる。

カイロからルクソールへの旅は、本当に久々に仕事のことを考えない、完全に自分自身の旅だった。
60kg近くあるいつもの機材と荷物をカイロの宿にすべて投げ入れ、ビニール袋一つで旅をした。
カメラはあえて置いていこうとも思ったが、結局捨てることができず一つだけ持っていった。
安宿で出会った旅人たちと一緒に気球に乗って、すばらしい日の出と遙かなる遺跡を眺める。
彼らともこの先、何年後か何十年後かに、どこかで偶然再会することがあるのだろうか。

すべてを消化していく必要は無いかもしれないが、旅は強烈な印象を僕の心に残し、
それを簡単に噛み砕くことを許さない。
終にはオーバーフローして、何事も無かったかのように記憶は薄れてゆく。

今日から3月、九州にロケに行く。

月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也・・・
授業中、ぼーっと聞いていた芭蕉の言葉がふと今、心に沁み入る。


写真家 クステツヤの公式HPは http://tetsuya-kusu.com/


  1. 2009/02/09(月) 04:48:07|
  2. Eritorea
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Photographer 楠哲也
写真mixi

タイの小島に6年住んだのちフォトグラファーに転身。タイで培ったダイビングの技術を生かし、帰国後は週刊誌などで水中をテーマにした写真を次々に発表、広告や雑誌の撮影で年間の半分近くを海外取材に費やす。 現在は水陸のスチール撮影にとどまらずタイの国営放送でムービーカメラマンも担当している。
オフィシャルホームページは
tetsuya-kusu.com

※本サイトの画像に関しまして、無断転載、無断使用を禁止いたします。全ての著作権は楠哲也に帰属いたします。画像使用をご希望の際はメールにてお問い合わせください。

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