TETSUYA KUSU Photography

Issued by one Japanese photographer from the world's end.

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湘南の日々

_MG_8513.jpg

眠い眼をこすりながら愛車の黄色いハマーに跨り「サーファー通り」をまっすぐに海へと向かう。

自転車で5分、浜見山陸橋の磨り減った手すりに立ち上がっての波チェックは日課みたいなものになった。
今朝の「辻堂正面」はモモ~コシでオフショアの面ツル。砂の着きも良いのか程よいトロさで割れている。
まだ足元のおぼつかない僕には絶好のコンディション。

すぐさま家に引き返し、ウエットスーツに着替えて古びたロングボードを自転車に積み込む。
再び海岸に出る頃には何人かがもうすでにラインナップ上に並び、沖からやってくるうねりを見つめていた・・・

湘南に引越してきてから数ヶ月が経つ。

日本に帰ってくる直前に建てた計画の中に「三年後→湘南方面に引越し」という項目があった。
一ヵ月後、三ヵ月後、半年後、一年後、三年後、五年後・・・それぞれのタイミングでいったい自分はどうあるべきか?
不安と期待が入り混じる中、全くの白紙である自分の将来に、生きる指針となるべく好き放題に絵を描いてみた。
それら全てが思い通りになっているわけではないが、幸運なことに僕は沢山の人々からの応援のおかげもあって、
曲がりなりにもその多くを実行してきた。「湘南移住計画」もそのうちの一つ。

三年後→湘南という考えに至ったのは、そのころにはたぶん東京に疲弊しきっているだろう、という予測のもとに
心身をリラックスさせることが出来る場所、そして仕事上東京から近く、成田、羽田、新幹線へのアクセスが良い所、
という理由からだったと思う。

事実、目黒に住んだ二年半は大変充実していたが、反面、幼いころから山河に親しみ大阪を離れてからはアジアを
放浪三昧、挙句の果てに大自然が広がるタイの小島で6年間も生活していた僕にとって、生まれて初めてのメトロポリスは
想像以上に神経をすり減らす場所でもあった。

そんな折、ひょんなことから辻堂駅の海側で古い平屋の一軒家を発見し、駅近その他、僕が想定する条件に見合っていたので
見に行った日にほぼ決定。当初の計画よりも半年ほど早まったが予定していた通り湘南に引っ越した、というわけだ。
思えば趣味をもち余暇をうまく使ってリラックスするという事が不得意な僕が、珍しく自分の環境を考えてとった行動と言っていい。

上半身はだかで歩いていても誰もなんとも思わない、緩い町の雰囲気と自然との距離。
さらに引越しによる思わぬ副産物は、タイで苦楽をともにした友人が近くに多く住んでいることだった。
このあたりに住んでいる事は勿論分かってはいたが、友人が近くにいることがこれほどまでに心強いものだとは思わなかった。
必要最低限のモノだけに囲まれたシンプルで質素な生活だが、物質で満たされるタイプの人間ではないので
これ以上を望むべくもない。

今僕の置かれている状況の、全てが満足できるものと言うわけでは決してない。
仕事をやっていく上での悩みは尽きない。白紙であるということは前途洋々、茫漠たる地平が広がっているとも考えられるが
裏を返せば全くの不透明、よほどの楽天主義者である僕でも一抹の不安を覚える時がある。
唯一の心の拠り所といえば、例の自分勝手な人生計画を信じきる事ぐらいだ。
しかし湘南へ来てからというもの、少なくとも精神衛生上の問題は改善されたように思う。

遊歩道沿いの駐輪スペースに、乗り捨てるようにハマーを置いて海岸へとむかう。
はやる気持ちを抑え、ストレッチをしながら朝の凍て着く空気を胸いっぱいに吸い込むと、日々の懊悩が洗い流される。
ふと右手を見ると、とっくに冠雪した富士山が威風堂々、その澄んだ空気の中に姿を晒していた。

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  1. 2009/12/15(火) 02:08:31|
  2. Hawaii
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ハワイ島の日々

_MG_8761s.jpg

ハワイ島にいる。

去年行くことができなかった北部へと、夕日を撮りに車を走らせた。
この時期、ハワイ島の夕景はまず撮影者を裏切ることはない。
とにかく西を向いてレリーズを切れば十分。あとはお好みの場所を探すだけ。

ひとしきり撮影し納得の数枚を得たところで、もう星が輝きだしたルート19をコナに向けて走り出す。
ゆっくりと夕食をとり、ビーチフロントのコンドミニアムで波の音を聞きながら静かに眠りにつき、
早朝はテラスでサーファーのセッションを見ながらコーヒーを啜る。

ひんやりと澄んだ空気を胸いっぱいに吸い込むと、体内から浄化されていくような感覚になる。
24時間はいつもと変わらないのに、自然に接しているとなぜこんなにも心が落ち着くのだろうか。
やはり僕は、日々を過ごすには海辺のほうが性に合っているようだ。


  1. 2009/07/18(土) 19:14:29|
  2. Hawaii
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今ハワイ島にいます。




IMG_9774のコピー



ルワンダ以降、あまり東京にいた記憶がない。

日本国内を動き回って東京に着いた次の日にはもうハワイ。
ハワイアン・チェインの中でも一番大きく新しい溶岩の島、ハワイ島。
溶岩を馴らして空港が作られているのには驚いた。

ハワイは昔から大好きな場所で幾度となく訪れてはいるが、オワフ島以外の
ネイバーアイランドを訪れたのは実は初めて。
オワフ島の自然も非常に素晴らしいが、ハワイ島のそれは桁違いのスケールだ。

今回は仕事の都合上、あまりうろうろと出来ないのが残念だが、いけるところまで
いってこようと思う。

帰ったらもう8月。
いつの間にか今年も半分がとっくに過ぎていた。


写真家 クステツヤの公式HPは http://tetsuya-kusu.com/
  1. 2008/07/26(土) 16:37:31|
  2. Hawaii
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Photographer 楠哲也
写真mixi

タイの小島に6年住んだのちフォトグラファーに転身。タイで培ったダイビングの技術を生かし、帰国後は週刊誌などで水中をテーマにした写真を次々に発表、広告や雑誌の撮影で年間の半分近くを海外取材に費やす。 現在は水陸のスチール撮影にとどまらずタイの国営放送でムービーカメラマンも担当している。
オフィシャルホームページは
tetsuya-kusu.com

※本サイトの画像に関しまして、無断転載、無断使用を禁止いたします。全ての著作権は楠哲也に帰属いたします。画像使用をご希望の際はメールにてお問い合わせください。

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